五行の「金」は純粋で洗練されていて、鋭い。
そんな「金」がカラダとどのように繋がっているのかをみていきましょう。

自己と他者を切り分ける臓腑=「肺」

金は、白黒はっきりさせたがる性質があります。
洗練されているということは、それだけ純度が高い。
物質と物質をはっきりと分けることができるから、純度が高くなるのです。

そんな「」の性質を持っているのが、臓腑に当てはめると「」になります。

肺は、呼吸を司る臓腑
外の空気をカラダに取り込んで、カラダの中の不要な気を外に排出しています。
必要なものと不要なものをはっきり分けて、カラダに取り込んでいる。

また、五臓の中で最も上にある臓腑
一番上に位置しているということは、最もキレイであるということ。
キレイでなければならない臓腑なのです。

気の流れの源泉

肺は、気の源泉とも言える臓腑です。
脾も気を生み出す臓腑でしたが、肺も同じように気を生み出すために働いています。
脾は飲食物から気を吸収しますが、肺は外気を取り込むことで気を作り出します

二つの気の素が合わさって、カラダを巡る「気」になるのです。

気はカラダを巡りますが、肺の働きによって全身へ送り出されます。
肺の力がしっかりと備わっていれば、気は力強く全身へと届きますが、肺が弱まっていると、全身に気が行き届かず、力が入らない状態になってしまうこともあるのです。

「肺」は免疫システムを司る

肺は免疫システムを働かせている臓腑でもあります。
カラダを巡る「気」は、体表(皮膚の外側)にも巡っていて、皮膚上を巡る気によって外邪からカラダを守っています。

この免疫システムの働きが、「金」の性質である「自己と他者を分ける」というもの。
カラダの敵と味方をはっきりと分けることができるから、病原菌やウイルスから身を守っているのです。

アレルギー体質の人は、肺のバランスが崩れていたり、未発達な状態の可能性があるでしょう。
アレルギーは、敵と味方を区別する機能が故障していて、カラダの中では、味方をも攻撃してしまうというようなことが起こっています。

また、肺と繋がる臓腑は、大腸もあります。
大腸は西洋医学では腸内環境が免疫に深く関わっているとも言われます。
中医学と繋がるところがありますね。

アレルギーは腸内環境の影響も指摘されていることが多いですね。
ここでも肺-大腸の関係が見て取れます。

腸内環境を整えることは、西洋医学、中医学ともに免疫力を高めたり、アレルギーの改善に繋がると言えるでしょう。

「肺」は肌と繋がる

肺が繋がっている組織はまだあります。肌です。
肌はカラダの内側と外側を隔てる組織ですね。
「自己と他者を分ける」という「金」の要素を持っています。

肺の状態が悪いと皮膚に影響が出てきます。
アトピーが起きたり、肌がカサカサ乾燥したりします。

肺の状態が整えば、ハリと潤いのあるお肌に近づくことができるかもしれません。
そして肌の状態をチェックすることで、肺の状態もわかることでしょう。

免疫性の不妊に注意!

妊活で肺が関わってくるのが免疫系統
原因不明の不妊では、多くが免疫系の不妊に該当すると言われています。

抗精子抗体精子不動化抗体などがこの原因です。
他には、精神的ストレスによって免疫異常となり、流産率が高くなったという研究発表があったり。

免疫システムの状態は妊娠・出産に確実に影響を与えていると言えるでしょう。

免疫機能の状態は、自分ではなかなかわかりにくいものですが、抗精子抗体などは不妊検査でわかる事もあります。
検査でわかるものは、はっきりとさせた方がいいのではないかと私は思います。

「肺」の状態をチェック

  • のどの痛みがある
  • 咳が出る
  • 肌がカサつく、乾燥肌
  • 便秘気味、もしくは下痢気味
  • 風邪を引きやすい

症状としては、「大した事ない」と思うような小さなことが多いです。
肺のバランスが乱れがちの人は、ちょっとしたカラダの変化を見逃しがち。
体質的なところも多いと言えますが、生活習慣や食生活などの好転的なものも少なからず影響としてあると言えるでしょう。

著者
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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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