体外受精を行うにあたって、誘発方法の次に決めなければならないことがもうひとつあります。
それは、受精方法です。

受精方法は2通り

体外受精の受精方法は2通り。
ひとつは従来法で「IVF-ET」と言われることもあり、もうひとつは顕微授精で「ICSI」と言われます。

従来法とは…?

従来法は、採卵した卵子に採精して不純物を取り除いた精子くんを振りかける方法です。
一般的な体外受精で行われる方法です。

従来法のメリットは?

従来法のメリットは、精子くんを競争させて受精するため、より自然に近い方法で受精することができるということです。
それともう一つ、受精障害の有無を確認できるというメリットもあります。

従来法のデメリットは?

ただ、もし従来法を選択して受精することができなかったときに、採卵したすべてのことが無意味になってしまうということも考える必要があるのです。。
採卵した卵子が全滅してしまう可能性がある、ということが従来法のデメリットです。

また、競争させる方法であるために、ひとつの卵子に対して複数の精子くんが入り込んでしまうこともあります。
確実に受精卵をつくることができるかがわからないというところが従来法のもうひとつのデメリットです。

顕微授精(ICSI)とは?

顕微授精とは、ひとつの卵子に対して、培養士さんが選び取った質の良い精子くんひとつを細い針で卵子を刺して入れ込む受精方法です。
多くは、男性不妊で採精が難しい場合などに用いられることが多いのですが、確実に質のよいであろう精子くんを受精させることができます。

顕微授精のメリットは?

顕微授精を行うメリットは、先に記述した通り、確実に受精卵をつくることができることです。
採精できない場合や、運動率が悪かったり、精液中の精子濃度が薄い場合などには有効性あると考えられ、医師に進められることが多いようです。

顕微授精のデメリットは?

確実に受精卵をつくることができる反面、見た目だけでは染色体異常などを見極めることができません。
この点に関しては、従来法で精子くんたちに競争させた方が、質の良い精子くんが選ばれる可能性があるのでは、と考えられることもあります。

そして費用がかさむという点もデメリットのひとつです。
人の手がかかる分、費用もかかります。専門的な技術であるがゆえ、決して低い金額ではないのが現実です(;_;)

まずは従来法を試すのが一般的

いろいろと議論はありますが、従来法をまず試して、受精がうまくいかなかった場合に顕微授精に切り替える、というのが一般的に行われている順番のようです。
ただし、患者さん自身の状態によってはじめから顕微授精を行うこともありますし、患者さん自身が顕微授精をはじめから選択する場合もあります。

誘発方法を選択するときと同様、先生に相談しながら、夫婦間でよく話し合って決めていくことが大切だと思います。

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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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