移植方法のオプションについて、
以前記事にしました。
(体外受精の進め方~移植にあたり~)
体外受精の回数を進めていくにつれて、
移植方法にもまだやり方があるということがわかったので、
今回はそのお話です。

なかなか着床しない…

私は1〜2回では体外受精が成功しませんでした。
採卵はうまくいき、
運よく胚盤胞まで育ってくれるのですが
そのあとお腹に戻して着床するというところで
いつも躓いていました。

調べてみると、
着床がうまくいかない時に試す方法として、
いくつかあることがわかりました。

1.二段階胚移植

これは結構有名な方法かもしれません。
初期胚(培養2~3日目の分割胚)と
胚盤胞を1回の周期で2段階にわたって
お腹に戻すことです。

メリットとしては、
先に初期胚を入れることで
子宮内膜にシグナルが送られるため、
子宮側が受け入れ態勢を作り、
その後移植する胚盤胞が
受け入れやすくなる可能性があると言われています。

逆にデメリットは、
初期胚も着床してしまうと
多胎妊娠になる恐れがあります。

また、採卵周期に入るまでに
二段階胚移植をするという方針を固めておく必要があります。
培養時、初期胚と胚盤胞を
同時に準備することが必要になるためです。

2.SEET法

二段階移植の多胎妊娠のリスクをカバーしたのが、
SEET法です。

SEET法は胚盤胞培養時に、
胚を培養した培養液も一緒に移植することで
卵が発するシグナルを送ることが可能になります。

方法としては、以下の通りになります。

受精卵を体外で5日間培養し、胚盤胞の状態まで育てます。
胚盤胞にまで育ったら、この受精卵を一旦凍結保存します。
この時に、この受精卵を培養するのに用いた受精卵から放出された物質(受精卵からのエキス)を含んだ培養液も別に凍結しておきます。これで治療準備完了です。
移植を行う周期に、まずあらかじめ凍結しておいた胚培養液を解凍して子宮の中に注入します。
この培養液に含まれている受精卵からの物質により子宮は刺激を受け、胚を受け入れやすい(着床しやすい)状態になるよう準備を開始します。
そして胚培養液を注入した 2~3日後に胚盤胞を1個移植するのです。

https://goto-ladies.com/treat/seet.html

SEET法を行う際にも
採卵周期に入る前に、予めSEET法を行うことを
決めておかなければなりません。

3.胚盤胞二個移植

胚盤胞の二個移植は、移植する際に
二個同時に移植することで
単純に一回の移植に対する確率を上げるものです。

やはり多胎妊娠のリスクがあるため
条件を設けている病院が多いです。
年齢の制限があったり、移植経歴をみたりなど、
慎重に行う病院がほとんどです。

ただ、胚盤胞にはグレードの良し悪しがあったり
グレードだけでは分からない卵の強さなどもあるので
一概に有効ではない方法とは言えません。

なかなか着床しない人にとっては
試してみる価値のある方法の一つと言えるでしょう。

二段階胚移植やSEET法とは違って準備が必要ないので
採卵周期を終えてから
移植方法を他に試してみたいと思ってもできる方法なので
やってみる価値はあるかと個人的には思います。

主治医や夫婦でよく話し合って

不妊治療がなかなか進まない中で、
高度なやり方が出てきました(^^;)
しかしながら、うまくいかない人がたくさんいるという現実で
いろんな専門病院で研究が重ねられて
このような方法が生み出されているわけです。
ありがたいことです。

選択肢があるだけで、救われた気持ちになります。
ただ、このような方法を行うには、
リスクもあり、そしてお金もかかります。

主治医や夫婦間で、
しっかりと納得いくまで話し合うことが
とっても大切だと思いました。

妊活が上手くいきますように★

著者
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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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