2016年夏のこと。私たち夫婦は不妊治療をはじめることになりました。
初めは不妊治療を、他人事だと思っていました。
まだ20代だった私は、そのうち授かるだろうと考えていました。
きっと、誰もが同じような考えなんじゃないかと思います。
自分とは別のことって、思ってしまう。。
からだにも異常がないし健康体。タイミングが合わないだけ、そう思っていました。

疑うことが大事

いたって健康であっても、妊娠できるかどうかはわかりません。
妊娠するための機能は、生きるための機能ではなく、異常があっても症状が出にくくなっているのです。

私は大きな病気にかかることもなく、健康体ではありましたが、生理不順でした。
生理が始まって以来、ずっと不順だったので、そういう体質だと思い込んでいました。

しかしそれは間違っていました。
妊娠のことや女性のからだについて知れば知るほど、生理不順や生理痛があることは正常ではないということを知ることになりました。

まず大切なのは、「自分の中での普通」は、もしかしたら医学的にいう「普通ではないこと」なのかもしれないのです。
自分の常識を疑うことがまず第一歩だと感じました。

現実を受け入れられない

不妊治療の適応と判断されたとき、私はその現実を受け入れられませんでした。
何かの間違いなんじゃないかと、何度も疑いました。
自然妊娠を希望していただけに、自然妊娠では授からないとわかったとき、とても大きなショックでした。
でも血液検査での結果が真実なわけで…。

夫も衝撃だったことと思います。
自分たちはまだ20代の夫婦なのに、いきなり体外受精なんて。。
しかし夫は現実を受け止めて自分なりの答えを出しました。

夫が言った言葉は、、
「体外受精しないと、赤ちゃんができないんだったら、俺はやろうと思うよ。
だけど、痛い思いをするのはひとみだから、嫌になったらすぐにでもやめていい。」
そんなような言葉でした。

私は決意が固まっていなかったのですが、夫の言葉が背中を押してくれました。

病院での体外受精の説明会に、その血液検査結果が出た週の土曜日に、夫と運よく行くことができました。
そこにはたくさんの夫婦が参加していて、子どもを授かることはそう簡単なことではないんだなと実感しました。
しかしながら、来ていた人は30代くらいの夫婦が多く、20代の夫婦なんて私たちくらいでした。

考えることはもりだくさん…

病院の体外受精説明会に行った後、夫婦での話合いの結果、体外受精をすることになりましたが、考えることはたくさんありました。

・ 今の仕事をどうするか(当時、整骨院でパートをしていました)
・スケジュールについて
 (夫の転勤が約1年後の予定で、うまくいったとしたら出産の月と重なりそう)
・夫の両親に話すべきか
・経済面
        …などなど。

不安なこともたくさんありました。
痛いの嫌だな~とか、副作用ってどれくらい出るんだろう、とか。。

1週間は受け入れられなくて、いろんなことを考えていました。
1週間経つと、ようやく不妊の事実を受け入れられるようになりました。

そして、次に病院に行くと不妊治療のスケジュールが決まり、実際に治療が開始されることになりました。

現実を受け止めてできることをひとつずつ進める

今振り返ると、想定外のことを受け止めるこそう容易ではないんだと感じます。
自分の理想とは違ったときに、どう対応していくのか、気持ちの切り替えは大切だなと思います。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ受け入れて、方法があるならそれをひとつずつ進めていく。地道な作業ですが、それが理想に近づいていく方法なんだと思います。

すでに不妊治療を行っている方も、これから治療を開始する方も、そしてまだ病院に行っていないけど妊活中の方も、まずは現実を受け止めて、自分のできることって何だろう?と問いかけてみて下さい。

それは、検査を受けることかもしれませんし、身体の状態を整えることかもしれません。
現実に起きていることには、何かを気づかせようとしてくれていると私は思います。
そのことに真摯に向き合い、改善していくことが自分の理想に近づく第一歩だと思います。

著者
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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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