体外受精を進めるにあたって、いろいろなことを決めなければなりませんが、まず初めに決めることは、誘発方法です。

体外受精(IVF-ET) には二通りのやり方がある!

一言に体外受精と言っても、細かい方法はたくさんあります。頭が混乱しちゃうくらいあります。大きなくくりで分けると、2通りです。ひとつは誘発周期、もうひとつは自然周期です。

誘発周期とは?メリット・デメリットは…?

誘発周期とは、ホルモン注射を連続で打ち、たくさんの卵を育て複数個採卵する方法です。
たくさん採れれば、それだけ移植の回数を増やすことになり、その分採卵に対する確率を高めることができます。
私が調べたなかでは、10個以上も採卵したという人もいました。

誘発周期のメリットは?

誘発周期のメリットは、なんと言ってもたくさんの卵が採れることです。
体外受精は、採卵できたからと言って、すべての卵子を移植できるとは限りません。
体外受精の流れは、卵を育てて十分に育ったところで採卵し、採精した精子くんたちを受精させ、その後受精卵を培養していきます。受精卵は5日目の胚盤胞まで育てるのが一般的です。

なぜ胚盤胞まで育てるのかというと、染色体異常があった場合、胚盤胞まで育たないことが多いからです。確率の問題で、妊娠に繋げるためには強い受精卵を見極めることが大切なのです。
なので全部が全部胚盤胞まで育つわけではなく、途中で成長が止まってしまう卵も出てきてしまうのです。中にはたくさん採卵できても、ひとつも胚盤胞まで育たなかった…という例もあります。

誘発周期ではたくさん採卵することができるので、胚盤胞まで育ってくれる卵を確保しやすくなるのです。

誘発周期のデメリットは?

逆に誘発周期のデメリットは、副作用にあります。
卵子さんをホルモン剤を使ってたくさん育てることによって、身体に負荷がかかります。その結果、OHSSという副作用が出る可能性が高くなるのです。OHSSは、おなかや胸などに水が溜まってしまう症状です。ものすごく腫れるので、皮膚が張って痛くなります。
私はOHSSの一歩手前になったことがありますが、歩くときの振動だけでも痛みを感じ、お仕事をおやすみしました。。

また、誘発周期で採卵すると、たくさんの卵子を採卵することができますが、その分質が落ちるとも言われています。

自然周期とは?メリット・デメリットは…?

誘発周期に対するもう一つの方法は自然周期です。
自然周期の誘発方法は、ホルモン注射は連続して打たず、内服薬を中心に服用します。
自然に近いかたちで卵子を育てる方法なので、誘発周期より採卵数は少なくなります。

自然周期のメリットは?

自然周期のメリットとしては、誘発の刺激が強くなく、身体に負担がかかりにくいいため、誘発周期ほど副作用が出にくいということが挙げられます。
刺激が強くないといっても全くないわけではないので、もちろん自然周期で誘発した場合も副作用が出ることもあります。

それから、採卵した卵子の質が良質なことが多いということもメリットのひとつです。
自然周期で採卵した卵子は、胚盤胞までしっかり育ちグレードも良い卵子である可能性が高いと言われています。
年齢が高くなると、それに伴い卵子の質が落ちてきますので、じっくり卵子を育てる自然周期をおすすめする先生も多くいます。

自然周期のデメリットは?

自然周期のデメリットは、自然に近い誘発の仕方になるため、採卵しようとしたらすでに排卵してしまっていることがあるということが挙げられます。そうなると採卵は次の周期に持ち越しになってしまい、時間とお金を費やしたのに無駄になってしまうことがあるのです。
排卵のタイミングは人によって個人差もありますし、見極めるのが難しいですのですね。

また、採卵できる卵子の数が多くないため、確実に受精卵まで育てることができない可能性があります。

自分に合った誘発方法を見極める!

このように、誘発方法には誘発周期と自然周期の2種類あるので、自分の身体の体質に合った誘発方法を選択することが大切なのです。
それはホルモン値かもしれませんし、年齢なのかもしれません。心理的不安もあるでしょう。主治医と相談しながら、身体をいろんな側面から見てご自身の納得のいくやり方で進めていきましょう!!

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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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