前回は、不妊治療にかかったお金についてすべてを書いてみました。

今回は、不妊治療の助成金について書いてみたいと思います。

不妊治療には助成金がある!

不妊に悩む夫婦に対しての支援として、助成金制度があります。
どんなものか、簡単にまとめてみたいと思います。

助成金の対象

対象者
 (1) 特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか、又は極めて少ないと医師に診断された法律上の婚姻をしている夫婦
 (2) 治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦
対象となる治療
体外受精及び顕微授精(以下「特定不妊治療」といいます)

不妊に悩む夫婦への支援について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000047270.html

厚生労働省のHPには、対象者と対象となる治療が載っています。
対象者は、一度病院に行って、病院の先生に不妊治療が必要であると判断された場合がこの助成金の対象になります。
そのため、病院に通わずに妊活をしている人は対象から外れます。
タイミング法や人工授精は特定不妊治療には含まれず、体外受精顕微授精が対象です。

そして、この助成金を受けるには、法律上の婚姻関係にあるカップルでなければなりません。
最近はいろんな結婚の形がありますが、不妊治療の助成を受けるには、婚姻届が提出されて、法律上婚姻関係にあると認められている必要があります。

そして年齢があります。
治療を受ける日に妻が43歳未満でなければ助成を受けることができません。
近年、高齢出産が増えていますが、不妊治療の女性を受けるには年齢のハードルがあるのです。

なかなか難しい問題だとは思うのですが、これも税金で賄われているので、成功率を考えて設定されたのでしょう…。これを決めた政治家の方々も、本当はみんなに救いの手を差し伸べたかったはずです。。

不妊治療の助成金が給付されるには、以上の条件が必要ですが、給付の内容として以下の通り定められています。

給付の内容

(1) 特定不妊治療に要した費用に対して、1回の治療につき15万円(凍結胚移植(採卵を伴わないもの)等については7.5万円)まで助成する。
       通算助成回数は、初めて助成を受けた際の治療期間の初日における妻の年齢が40歳未満であるときは6回(40歳以上であるときは通算3回)まで。
    ただし、平成25年度以前から本事業による特定不妊治療の助成を受けている夫婦で、平成27年度までに通算5年間助成を受けている場合には助成しない。
 (2)  (1)のうち初回の治療に限り30万円まで助成。(凍結胚移植(採卵を伴わないもの)等は除く)
 (3)  特定不妊治療のうち精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術を行った場合は、(1)及び(2)のほか、1回の治療につき15万円まで助成。(凍結杯移植(採卵を伴わないもの)は除く)
 (4) (3)のうち初回の治療に限り30万円まで助成。

不妊に悩む夫婦への支援について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000047270.html

文章で書かれるととっても複雑ですね。。
実際不妊治療をやってみると、ここに書いてあることの意味がわかります。

まず、最初の治療では採卵して移植したら30万円までは助成してくれます。
もし1度でうまくいかなかった場合、次に採卵して移植したら15万円まで助けてくれます。

採卵で複数個取れて凍結できた場合、凍結卵を移植したら、その回は7.5万円まで助成してくれます。
なかなかうまくいかなかった場合、治療開始日に妻の年齢が40歳未満であれば、6回までは助成を認めてくれますが、もし妻の年齢が40歳以上だったら3回までです。

さらに、男性不妊で精子の採取の手術をした場合は、1度の手術につき15万円が上乗せされるということになります。

所得制限

さらにハードルがあります。
所得制限です。

夫婦合わせて所得が730万円までの夫婦に限ります。
ただしこの所得は、複雑な計算によって出されます…。
控除があるため、純粋に総支給額の合算額であるわけではないのです。

収入がたくさんあれば、助成してもらえないってことなんですね…。
厳しい現実…。。

指定医療機関

そして、治療の助成を受けるには、自治体が指定する医療機関である必要があります。
そのためこれから妊活を始めようとするご夫婦は、まずこの不妊治療助成金の指定医療機関であるかどうかを確認したほうがいいと個人的に思います。

自分たちが不妊だと思いたくないという気持ちは痛いほどわかりますが、もし不妊だったら…と最悪のことを考えて病院を選んだほうが、後々楽だと思います。
いざ不妊治療を受けるとなった時、転院する必要が出てきたり、助成金がもらえないって可能性もあるからです。。

自治体に指定されている医療機関であれば、一定の実績を認められているということですし、ある程度安心できる指標なのかなと思います。

わからなかったら各自治体の窓口へ!

不妊治療の助成を受けるには、いろんな条件があったり、手順が複雑に思えますが、手を差し伸べてもらえるのであれば、助けてもらいましょう!

助成金支給窓口は、各自治体になりますので、一度HPを確認してみるといいと思います。
もしわからなければ、相談に行くと丁寧に教えてもらえます…!

実際に不妊治療助成金を申請してみた!

私も初めての時はわからなかったので、とりあえず京都市の市役所の窓口に突撃しました…!
窓口のお姉さんは、丁寧にやさしく教えてくれました。

まず、提出書類を受け取り、治療が終わったら病院へ提出
病院が記入をしてくれるので、それを市役所へ提出。
(病院に資料を書いてもらうのにもお金がかかる…。)
この時、治療の領収書のコピーも一緒に提出しました。
領収書は原本でも構わないのですが、確定申告で医療費控除ができる場合もあるので、念のためコピーを提出しました。

病院に書類を書いてもらって、さらに市役所で審査などがあるので結構時間がかかり、市役所に提出してから2ヶ月ほどで助成金が振り込まれたと記憶しています。

実際の助成金はいくらになった?

1回目の申請では、治療にかかった費用は、総額¥321,844でした。
この金額で申請したところ、助成で受け取った金額は、¥299,864でした。
ほとんど全額助けてもらうことができました(´;ω;`)

ありがたいですね。
初回の助成は最大30万円なので、ほとんどMAXまで認められたということになります。

2回目は、¥238,667を申請したところ、最大の¥150,000を受け取ることができました!

3回目は¥383,028を申請。
¥150,000を受け取り、
4回目¥154,007を申請し、
最後は¥75,000¥19,540を受け取りました。

最後は採卵はしないで凍結胚移植だけだったので、助成金がいつもよりちょっと低めでした。

最後の¥19,540は、この特定不妊治療の助成金のほか、
確か1年間で不妊治療を受けた中の保険適応で支払った分が申請できるものがもう一つあって、病院のお姉さんが教えてくれて申請することができたのです。
ちなみにこの2万円弱の助成金は、タイミング法や人工授精でも受けられたと思います。
詳しくは病院の方や自治体の窓口に聞いてみてください!

ぜんぶの結果

不妊治療でかかったお金は、¥1,097,546
助成金を受け取った額は、¥694,404

支払った額は、¥403,142となりました!

ありがたい助成金制度

不妊治療でかかったお金の半分よりも、支払った金額が少ないなんて、とてもありがたいなぁと思いました。。
夫の転勤でたまたま住むことになった京都市に、とっても助けられました。。
いつか恩返しができたらな、と考えています。

不妊治療ってお金がたくさんかかるので、先々が不安ですよね。。
そういう不安なご夫婦の参考になればいいなぁと思って書いてみました。
ただし、すべての治療がこの例の通りにはならないと思うので、あくまで参考程度がいいかなぁと思います。
詳しくは病院の先生に聞いてみることをおすすめします。

こういう助成金もそうだけど、国や自治体にある給付金は、「当たり前にもらえるもの」、「権利」って思うのではなく、しっかり感謝して受け取りたいな、と思いました。
そういった国や自治体の救済策の仕組みは、助けてもらえるのであれば、感謝して助けてもらうことってとっても大事。

自分の夢を応援してもらえる喜びを、しっかり味わいたいものです( ˘ω˘ )

著者
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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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