
ひとまず前回で採卵→移植の一連の体外受精を体験しました。
わからないことも多かったのですが、親切な培養士さんに今回の受精の確率の低さの理由を聞くことができました!それを振り返りとしてまとめておきたいと思います。
1回目の採卵での結果は確率1/4…!
初めて行った採卵。採卵の結果は4個という微妙な数…!
刺激周期としては少ないけれど、自然周期としては多いのかなという印象でした。
しかしながら副作用もあまり感じずに不快感なく採卵することができたと思います。
4個採れた卵子を従来法にて受精しました。
その結果、1つは無事に受精、1つは精子が2つ入り培養中止、残り2つは受精が確認できませんでした。
4つ採卵できたうちのたったひとつだけしか胚盤胞まで辿り着けなかったということになります。
この結果は、若干確率としては低いそうです。。
なぜ受精が上手くいかなかったのでしょうか…(´・_・`)
精子が複数入った場合バリアが弱い卵…?
まず、4つのうちのひとつは、1つの卵子に対して1つの精子が入らなければならないところ、複数の精子が入ってしまっています。
通常の卵子だと、卵子に1つの精子が入ったときにバリアを張るのですが(学生時代、保健体育でやったな〜)、染色体異常でしょうか、バリアが弱くなってしまう場合があるそうです。
私自身が免疫異常の不妊なので、なんとなく納得してしまうところもあります。。
受精確認できなかったら未成熟卵?
採卵できた4つの卵子のうちの2つ、半分が受精確認できずに培養中止になっています。
この原因は2つ考えられます。
一つは精子が入り込めなかった可能性。
もう一つが精子が入り込んだけど、受精まで至らなかったという可能性です。
この二つに共通して、なぜこのような現象が起きてしまうのかというと、未成熟卵だったという可能性が挙げられます。
しっかりと成熟していなかった場合、精子が入り込めなくなったり、頑張って精子くんが入り込んだけど成熟していなかったために受精までたどり着けなかったりしてしまうそう。
卵子の成熟具合はどうやったらわかる?
頑張って採卵した卵。
成熟具合がわかれば、採卵のタイミングを調整することができそうですよね。
成熟していれば採卵のタイミングは良かったと考えられますし、未成熟だった場合は、もう少し卵を育ててから採卵する必要があります。
卵子の成熟をみる方法はひとつだけあるそう。
それは、顕微授精をすること!!
顕微授精をする場合、採卵した卵子の周りについた細胞をすべて外すらしいのです。
細胞をすべて綺麗に取り除くと、ようやく卵子の成熟具合が確認できます。
ところが従来法の受精方法だと細胞を外すことはしないため、果たして卵子がしっかり成熟していたのかどうかがわからないらしいのです。
そのため、採卵のタイミングを測るためにも一度顕微授精を試すのもひとつの手段だと培養士さんに教えていただきました。
何度か挑戦することでからだのタイミングが掴める!
採卵のタイミングは本当に見分けが難しいのだなぁと思いました。
ホルモン補充の量も関係してくるでしょうし、卵子がしっかりと成熟するためにかかる時間も人によってさまざまです。そのために生理周期の低温期の長さにばらつきが出てくるのですから…。
自分ではもちろんのこと、病院の先生でも見極めがとっても難しいのでしょう。
何度か採卵に挑戦することで卵子が成熟するまでの期間や必要なホルモン補充の量が見極められるのだと思いました。
次回は1回目の結果を踏まえて2度目の採卵周期に挑みます!