
関東に戻り、自己流妊活をしていた私たち夫婦。
私は薬膳教室を始めるために準備をしながら、薬膳生活。
体質改善に励んでいました。
タイミングをとってみる
自己流妊活を始めて、タイミングをとっていたのは確か週に1〜2回ほど。
週1が多かったかな。。
夫も転職したてで仕事のストレスもあったようで、なかなかそこまで妊活に本腰を入れられない。
私も薬膳教室を始めようとしていたところなので、妊娠できたらラッキー、という気持ちで過ごしておりました。
自己流妊活を開始して、3度目の排卵。
お腹が張っていて、そろそろ卵さんが出てきそうな予感。
日曜日にタイミングを取り、火曜日の平日だったけど、そろそろ排卵しそうだな〜と伝える。
夫応えてくれて、タイミングを取ることができました。
その週末もタイミングを取りました。
変わらぬ毎日
教室を始めるにあたって、チラシをまきに半日くらい自転車乗り回したり、たくさん歩いたりと身体をたくさん動かしました。
食べるものは前回書いた通り、自分なりに研究した薬膳を取り入れて、少食を心がけていました。
ランニングも週に3回くらい続けていたし、健康そのもの。
土日には夫と買い物に行ったり、カフェに行ったり、変わらない生活を送りました。
希望を拒む気持ち。
排卵したであろう日から2週間ほど経った頃。
変わらずにランニングしていると、貧血のような状態になりました。
目の前がチカチカして、クラクラ。。
倒れなくてよかった。。
その頃からなんだかカラダの状態がおかしい。。
風邪なのかな?身体が熱を持っていて、特に寝ている時が暑すぎる。
寝汗がすごい。
体がダル重くって、倦怠感がある。
基礎体温はずっと高め。
これってもしかして妊娠してる…?
だけど陰性の時の恐怖が蘇る。
あんな気持ち、もう味わいたくない。。
きっと妊娠なんかしていない。
けれど、高温期が15日、16日、17日とすぎて行くにつれ、
これは妊娠してるかもしれない…。
そんな気がしていた。
検査薬を試してみる。

夫には何も言わない。
期待させてしまうのも悪いし。
だからこっそり妊娠検査薬を買ってきた。
生理予定日の一週間後の金曜日に検査してみた。
心臓バクバク。
これはきっと妊娠してるよな、、でも、撃沈したくない。
どうしよ。どうしよ。でも調べないと…。
心臓が口から飛び出しそうなくらいドキドキしてた。
脈が打ってるのがわかる。
意を決して検査薬を試してみました。
結果は…
陽性…!!!!
(´;ω;`)
ずっとずっと見たかった、二本の線がありました。
信じられなかった。。
夫に報告。
検査薬をした日の夕方。
夫がノーザンで帰ってくるというので、ちょっとお茶してゆっくり話そう、ということになっていた。
駅前すぐのショッピングモールの横、人通りの多い夕方の薄暗い道。
夫はタバコを吸う人。
カフェの喫煙席に行こうとしていたのだけれど、すかさず止める。
これを見て。と、妊娠検査薬を見せた。。
夫は、まじで…!?を何回も言っていた。
それくらい信じられなかったんだと思う。
その日は結局、カフェにはいかず、上にある本屋さんで初めてのたまごクラブを買って帰りました。
予想を裏切る結末。

引っ越したのがよかったのか。
不妊治療していて避妊期間を長く取れたことがよかったのか。
漢方薬を飲んだことがよかったのか。
薬膳が効いたのか。
好きなことを思いっきりやったことがよかったのか。。
何がよかったのか、何もわからない。
妊娠ってそういうものかもしれない。
総合的に効いたのかのかもしれない。
不妊治療をしばらく続けて、それでも結果が出なくて
私は妊娠できない身体なのかもしれない。と、
ある意味絶望できたことがよかったのかもしれない。
執着が取れて、フラットな自分に戻れたのかもしれない。
そんな気がしています。
いろんな不妊治療の終わりの形がある。
不妊治療を諦めずに続けた結果、何年もかかってやっと妊娠できたということもある。
やっぱりなかなか上手くいかずに不妊治療を終わりにした夫婦もいる。
どんな形であれ、自分の気持ちを素直に受け止めて、執着を手放した先に終わりがあるんじゃないかと思ったりする。
答えが見えない問題だからこそ、自分なりの意味づけが大きいものかもしれない。
難しい問題だからこそ、同じような思い出苦しむ人たちの支えになりたいと強く思っています。
妊活を、不妊治療を体験した人じゃなきゃ見られない景色を、私は知っている。
私が妊活をしている人たちに向けてできることを、これからも続けていこうと思います。