「休む」ということって、
簡単なようで、難しい。

身体を休めることもそうですが、
治療を休むことはもっともっと難しいですよね。

不妊治療は「区切り」がない

特に、年齢の心配をされている方は、
余計難しいと感じることだと思います。

私が不妊治療をしていた時、
治療をしていれば必ず授かれるはず」と
思っていました。

だけど、なかなかうまくいかない。
うまくいかないことが続くと、ストレスになります。
ストレスがどんどん溜まってくると
からだにも影響が出てきます。

私は採卵を3回やって、トータルで4回移植しました。
だけど最後の方は、治療に対してかなりのストレスを感じていました。

その時のストレスは、
薬を飲んだり、注射を打ったりするストレスよりも
生理が来るのを待ったり、判定を待ったり
あとは、陰性判定の時の底辺まで突き落とされたかんじ。
そういった心的ストレスの方が大きかったように思います。

学校とか、会社とかはある意味区切りがあります。
学期の区切りとか、夏休み冬休み、春休み、学年の区切り…。
会社で言うと、プロジェクトとか、決算とか、異動とか。

不妊治療って、状況を変えるような
気分転換できるような区切りがないんですよね。
採卵して、移植して、ダメだったら生理がきたら
また移植…というように。
周期の区切りはあっても
治療を続けることには変わりないから
そのストレスを逃すのは難しい。

時々先生はお休みしてからでもいいですよ、
と言ってくれて、次の生理が来るまで休む、
と言うこともあるかもしれません。

だけど、その時の「休む」って難しい。
私も1周期休んだこともあったけど、
区切られた感じはしませんでした。
全く休めることはできませんでした。

治療の「終わり」があった

私の場合、治療の終わりがありました。
治療の終わりと言っても、
妊娠したわけではありません。

夫の転勤があって引っ越すことになったため、
物理的に病院に通えなくなってしまったのです。

だから、
「これが最後の移植だ」
「それまで頑張るぞ…」
と、いう気持ちで過ごしていました。

こんな気持ちで治療をしているなんて、
どれだけ我慢していたんでしょうね。
本当に本当に治療をやりたくなかった。
自分が思っていた以上に、辛かったんです。
前述の心的ストレスが本当にしんどかった。

その時は、一生懸命すぎて、
治療に対して我慢していたなんて、
思ってもいませんでした。
後から、あの時こんなに我慢していたんだなとわかりました。

大金もつぎ込んでいるし、
我慢しながらやっているなんて
夫に申し訳ない気持ちもあったんだと思います。

「前向きでいなきゃいけない」という
自分の中での無意識の縛りがあったのかもしれません。

だけど、治療がうまくいかなくて
治療が強制終了した後は
ものすごくストレスフリーになったことを覚えています。

本当の意味での「休む」ということ

この「ストレスフリー」の状態が
本当の意味での「休む」ということなんだと
体感しました。

治療が全然うまくいかなかったけれど
このとき強制終了して、
すごく救われた気持ちでした。

 赤ちゃん欲しかったけど
 治療はもうしばらくやりたくない。
 治療とはしばらく距離をおきたい。
 引っ越してから、また治療がしたくなったら
 もう一度病院を探してやり直せばいいや。
 それまでは好きなことしよう。

そんなことを思って過ごしていました。

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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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