前回、薬膳の考え方②〜陰陽説その1〜では自然界の陰陽説の説明をしました。
今回は、ひとのからだにおいての陰陽説のお話です。

からだにも陰と陽がある

陰と陽の特徴として、陰は目に見える物質的なもの陽は目に見えないエネルギーという特徴があります。
のちに説明していきますが、からだに存在する気・血・水は陰か陽に属します。
目に見える血と水は陰に、目に見えない気は陽に属します。

陰はうるおい

陰陽の陰は、ざっくり言うと、うるおいのことです。
血も水もうるおいに入ります。
うるおいは生命活動に欠かせないものです。
植物だって潤いがないと枯れてしまいます。
「枯れる」という言葉は、死や老化などを比喩的に表したりします。
まさにそんなイメージです。

そしてうるおい=水になりますが、水は冷やすこともできます。
身体の余分な加熱を防ぐ働きもあるのです。

陽は温める力

陰に対して陽は温めるエネルギーになります。
つまり、「気」はからだを温めてくれるのです。
陽は太陽のようなイメージ。
太陽がないと冷えてきますよね。
からだも自然界と同じです。陽のパワーがないひとは、身体が冷えがちの傾向にあります。

陽は生命力の炎です。
この炎が燃え尽きた時、ひとの生命は終わりを迎えると中医学では考えます。

ひとの生命はろうそく

ひとの生命をたとえるとき、中医学ではろうそくを使います。
陰がろうそく部分で、陽は燃えている炎。

ろうそくが短くなると、だんだんと老化が始まる。
ろうそくが減ることも、炎が弱々しくなることも、からだの不調の原因となります。
そしてろうそくがなくなって、炎も消えてしまうと、死のおとずれと考えます。

自然界の法則はからだにも通ずる

陰陽説を説明しましたが、なんとなく理解できましたでしょうか?
自然界は陰陽の調和でできていますが、ひとも同じ。
陰陽のバランスが傾いていると、いろんな不調が出てくると考えます。

男/女も陰陽の要素の一つなのですが、男性は陽に属し、女性は陰に属します。
男性の方が体温が比較的高く、女性は体温が低めなことからも、私たちは自然界の法則の中に存在していることがわかるでしょう。
自然の中で生きている、ということを実感すると、少し謙虚な気持ちになりますね(^^)

次回は薬膳の法則④〜五行説その1〜のお話です。お楽しみに!

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管理人ひとみ

30代主婦。2016年夏、不妊治療を開始。2017年春、成功しないまま不妊治療終了。 2017年夏、自然妊娠にて妊娠し、2018年3月に男の子を出産、2020年2月に男の子を出産予定。 国際薬膳師の資格を持っており、千葉で薬膳教室を開催。 (妊娠出産のため2019年12月現在お休み中。)

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