しばらく薬膳の考え方シリーズの更新が滞ってしまいましたが…
続きを更新していこうかと思います!!
薬膳の考え方④~五行説その1~では、
五行説のベースのお話をしました。
今回は、五行の「木・火・土・金・水」のうちの「火」のお話です。
火の特徴:楽しいことが大好き!

火は、メラメラと燃えていて、周囲を明るく照らします。
熱くてエネルギーに溢れていて明るく楽しい気分にさせてくれます。
そして炎は上へ上へと登っていく性質があります。
火のイメージは、このように熱い・炎上・明快といった特徴を持ちます。
人間の一生に当てはめると、最もエネルギーに満ち溢れた成長期です。
そして季節でいうと「夏」。
暑い夏は火の季節です。
陽が最も極まる時期で、自然界も太陽のエネルギーをたっぷり浴び、草木は葉をたっぷり蓄えて、夏野菜もたくさん実ります。
人も自然の一部。
夏になると人々は海水浴やプールに行ったり、夏はフェスやお祭りなどもたくさん開催されて、みな思い思いに楽しみます。
火は楽しいことが大好きなのです。
学生や若い人は夜まで花火をして騒いだり、朝までオールナイトでお酒を飲んで酔っ払ったり、人によってはワンナイトラブ♡なんかも経験した人も夏には多いかもしれません。
露出も多くなることもありますが、夏は開放的な気分になりやすいのです。
五気は「暑」。
一年間の空気の変化では、夏の時期は暑くなるので一年の中では最もわかりやすいものだと思います。
方位では「南」です。
北半球から見ると、赤道に近い南の土地は暑い地方として考えられたようです。
色で言うと「赤」。
メラメラと燃える炎は真っ赤です。
情熱を示す色として使われることも多いです。
感情は「喜」

楽しいことが大好きな火に属する感情は、もちろん「喜」です。
夏は楽しいことも多いので、ウキウキしやすいものです。
開放的な気分になって喜びの感情が溢れやすくなります。
喜は行きすぎると興奮状態になります。
例えば子供の頃、遠足や遊園地などに行く前日に、楽しみすぎて眠れない…!という経験をした事はありませんか?
「喜」の感情が高まりすぎると興奮状態になって、からだにも影響を及ぼすのです。
(感情のからだへの影響はまた別の記事に投稿します✦)
先にも書きましたが火の色は赤です。
赤い色を見たり身に付けることによっても興奮状態を招くとも言われますね。
全てはつながっているなと感じます。
季節によって出やすくなる感情がそれぞれあるわけですが、
夏は「喜」が出やすくなるため、楽しい思い出がたくさん作れるのかもしれません。
そして、前述した通り、行きすぎると一夜の失敗なんかもしてしまうこともあるのです。。
五行のうちの「火」。
何となくイメージは伝わったでしょうか。
次回は真ん中の「土」についてお話したいと思います。